【自分で簡単メンテナンス】カルカッタコンクエストBFS編
皆さんこんにちは。
今週末は体調優れず、自宅でのんびりしていましたので、カルカッタコンクエストBFSのメンテナンス記事を書いてみようと思います。
通常のリールと大差のないベアリングの洗浄等は今回のエントリーでは端折ります。
気が向けば、別途エントリーします。
まずは、工具の紹介。
ホームセンターで売ってる安いドライバー。
もう少しいいやつが欲しいところですが、どうも優先度が高まりませんね。ついつい、他の釣りに直結する品を買ってしまいます。
六角レンチ10mm。ハンドルのナットを外す時に使います。これもホームセンターで普通に売ってるもの。
先曲がりピンセット。別に曲がってなくてもよいが、昔からこの先曲がりに馴染みがあるだけ。使いやすいものを選んでください。ただ、しっかりとした強度のあるものを選んだ方が使いやすいです。
絵筆。ギアにグリスを塗る際に使います。繊細なグリスアップに欠かせません。後ほど説明しますが、絵筆は超重要工具です!
ケミカル類。全てiosファクトリーのもの。スプール周辺のベアリングには01、ハンドル等の高負荷部分には02の使い分け。
普通のパーツクリーナー。ヘッジホッグスタジオのやつ。
キムワイプ。パーツを拭いたりする。キッチンペーパーやティッシュ、タオルのように繊維が出ないので、メンテナンスに最適。
月に1回、所要時間30分、簡単メンテナンスで快適な巻き心地維持!
ガッツリ系のオーバーホールも大切ですが、日々の中程度のメンテナンスを行うことで、リールの状態を把握し、常に新品の巻き心地を維持出来ます。
1〜2年酷使してから、メーカーのオーバーホールに出すより、中程度の簡単メンテナンスをやった方がリールの持ちは良いと思いますね。それに、愛着が湧きますね。
まずは、ハンドル外すよ。
私のコンクエストはZPIのハンドルなので、紫のナットとネジを外します。
写真に写ってるシルバーのワッシャーはZPIのハンドルとドラグノブとのクリアランスを確保する為のものなので、純正にはありません。
さて、ドラグ部分を解体です。
バラしたパーツは順番、向きを間違えないようにきちんと並べます。
ボディをオープンッ!
緊張のボディオープンッ!です笑
外側マイナスネジ2本と内側マイナスネジ2本です。
ネジを外して、ボディを開けると…
こんな感じです。
つい最近グリスチューニングしたので、綺麗ですので、今回は洗浄しませんが、メインギアは汚れやすいので、汚れていたら取り出して洗浄です。
ドラグ音の心臓部!このパーツは無くさないように気をつけよう!
コンクエストBFSはスピニングみたくドラグ音がなりますが、その音出し機構が写真に写る小さなピンです。
ドラグワッシャーを外すと、シルバーのピンが出てくるのです。
無くさないように丁寧に取り外しましょう。
ギアのグリスアップについて
さて、メインギアのグリスアップについて少しコツを。
新品の状態は、結構なグリスがついています。
グリス量に比例して静粛性が高まるので、メーカー出荷時はグリス多目が常です。
しかし、巻き心地の軽さと滑らかさを求めると、メーカー出荷時より遥かに少ないグリス量が適切だと思います。
ちなみに、私のコンクエストは写真の通り、極薄のグリス塗布にとどめています。
ここで役立つのが、冒頭紹介した絵筆です。
極薄ながらも、ギアの山と谷にくまなく塗るのがポイントです。
メインギアとピニオンギアが噛み合った時に、溢れ出てしまうようではグリス量が多過ぎます。
噛み合う面に必要十分なグリスを供給することで、スムーズで軽い巻き心地を実現できる訳です。
メインギアとピニオンギアのメンテナンスだけでも出来るようになった方が良い。
ベイトリールの巻き心地の9割はメインギアとピニオンギアの噛み合わせで決まります。
ベアリングも勿論影響しますが、最悪交換も可能なので、メンテナンスにおいてはこのギアに最も神経を注ぐべきでしょう。
このメインギアとピニオンギアのグリスアップを定期的に行うことで、いつまでもシルキーなマイクロモジュールギアを維持出来ます。
皆さんも是非挑戦してみてください!
では。
ワールドシャウラをヤフーオークションで売ってみた。本当にリセールバリューは高いのか?!
皆さんこんにちは。
先日こんな記事を書かせて頂きました。
何気にアクセス数が多く、改めて、ワールドシャウラのパワーを色んな意味で感じております。
さて、先日のエントリーを書いたからには、自ら検証しよう、ということで、実際にワールドシャウラをヤフーオークションで売却してきました!
気になる結果は…
ワールドシャウラ(ブルー)2701FF-2 ¥35,500
ワールドシャウラ(レッド)1703R-2 ¥36,000
という結果でした。
先日のエントリーで言えば、リセールバリューのレンジの下限付近でしたが、オークションへのアクセス数が3日間のオークション期間で500近くまで達していたので、タイミングが合えばもう少し金額も伸びたかな、と思います。
では。
ベイトリールのセルフメンテナンス・チューニングは「釣り人の必修科目」だった!!
巻き心地やキャストフィールに変化をもたらすものの、個人で挑戦するには敷居の高そうなリールのオーバーホールやオイルチューニング。
ベイトリールのオーバーホールやオイルチューニングは難しくない?!
ベイトリール分解歴3ヶ月の私が感じた、ベイトリールのオーバーホールやオイルチューニングの奥深さと注意点をお送りします。(複数回に分ける予定)
ベイトリールを自分自身でオーバーホールしたりチューニングするメリット・デメリット
まずは、概論から入りましょう。
ベイトリールを個人で分解するには、勇気が要りますよね。せっかく、ウン万円も出して買ったリールが、万が一使い物にならなくなったら、どうしよう?と思いますよね。
私もつい最近までそうでしたが、それを超えるメリットに気付いてしまいました。そんな、メリットに迫りたいと思います。
まずは、デメリットから。悪いことを先に言わないのは卑怯だからw
最大のデメリットは、分解による破損や故障はメーカー保証の対象外であることです。
とはいえ、分解してみると分かりますが、メンテナンスやチューニングを目的とした分解くらいでリールは破損しないです。
なので、現実的には次の2つがデメリット、というかリスクですね。
- 分解の過程で、パーツを紛失する。
- オーバーホール前より巻き心地が悪くなる
1つめのパーツ紛失リスクは作業環境を整えることと分解のプロセスで注意すべき点を抑えればまず回避出来ます。ボディを開けた瞬間、小さいスプリングがビョーンと飛んで消える、というのが、リールメンテナンスあるあるですね。
2つめの巻き心地悪くなる問題は、チューニングのメリットと裏表なので何とも言えませんが、リールの駆動部分の仕組みを理解することで概ね回避、というか、コントロールが可能です。
最大のメリットは、巻き心地とキャストフィールの調整が可能であること
メリットもいくつかありますが、最大のメリットは自分好みの巻き心地とキャストフィールが作り出せる、ということです。
使用するオイルやグリス、ベアリング、ハンドルを変えることで、巻き心地やキャストフィールを変化させることが出来るのです。
サラサラした巻き心地、ヌルヌルした巻き心地、徹底したギアノイズの抑制、ギアノイズを受け入れた上でのクソ軽な巻き心地、などなど。
ちなみに、先日インプレしたコンクエストBFSは、巻きの軽さとギアノイズの徹底した排除を目指して、絶妙なグリスアップに成功しています笑 自分で言うのも何ですが、相当シルキーな、ギアの存在を忘れる巻き心地です。
というわけで、今回はリールのセルフメンテナンス・チューニングのメリットとデメリットをお伝えしました。
次回は具体的な方法をお伝えしたいと思います!
でわ。
【インプレ】カルカッタコンクエストBFSをレビューする。個人的には、最強のベイトフィネス機だ!
サンマでもマツタケでもなく、巻物の秋
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
台風が去って、日曜日は暑かったものの、かなり季節が進行した感じですね。
釣りの秋(年中だろ、というツッコミはお受けします)、巻物の秋。
秋と聞いて、サンマでもマツタケでもなく、クランクベイトやスピナーベイトが思いついてしまうのは釣り人のサガですね。
丸型のアイツ
さて、そんな巻物の秋にピッタリの新しいタックルを導入したので、レビューしてみたいと思います。
発売当初は、「誰が買うんやろ?コンクの巻き心地は魅力だけど、ロープロ機ではない、丸型の重いベイトフィネス機なんて微妙やな。」と思っていました。
しかし、気付けば、私の手元にあるではありませんか!笑
ちなみに、私の手元にある実機はこんな感じで、ハンドルをZPI製にカスタムしています。
ZPIのオフセットカーボンハンドル92mmとBFCライトフィネスノブですね。
ハンドル長については、各種論争がありますが、私はロングハンドル派ですので、92mmに交換しています。純正はシマノのカタログ表記42mmなので、ZPI表記で84mmですか、+8mm。
最上の巻き心地
購入した最大の要因は、何と言ってもマイクロモジュールギア(MMギア)搭載機であるということ。ライトウェイトの巻物を中心としたバーサタイル機として導入したので、このMMギア搭載機であることは最重要ファクターでした。
MMギアについては、すぐにゴロつくとか、ギアが欠けるとか、そういった評価もありますけど、オイルチューニングとグリスアップ、頻度高目のメンテナンスをしていれば、ギアを感じなくなるほどの巻き心地を得られます。
釣りは、魚を釣ってナンボの遊びですが、道具の使い心地もとても大切な要素だと思っています。特にリールの巻き心地は、釣りをしている時の喜び、集中力に大きく影響しますので、個人的には重要なファクターと思っています。
この最重要ファクターを満たせるのはMMギア搭載機でしか得られません。
巻き心地は期待通り。キャストフィールは思った以上に良い!
実釣で使ってみた感じですが、巻き心地は当たり前に良いが、キャスト性能もかなり良かったのが印象的です。
シマノが伝統のSVSを捨てて、マグネットブレーキであるFTBを打ち出してきた訳ですが、このFTBはなかなか優秀でしたね。
遠心ブレーキ慣れしているシマノユーザーへの配慮を感じる、遠心チックなフィーリングのマグネットブレーキですね。
ちなみに、実釣で投げたルアーは以下通りです。
- ドライブクロー2インチ DSリグ 1/8oz
- DOG-X Jr COAYU
- D-ZONE FRY
- 想流シャッド
この辺りのルアーであれば、問題なくキャスト出来ました。ロッドは66Mです。
ブレーキは、メカニカルをスプールがガタつかないギリギリの所に合わせて、マグをダイヤル5〜7.5くらいが実釣でバックラッシュしない水準ですかね。マグはもっと緩くても大丈夫なんでしょうが、キャストのテンポ、トラブル、飛距離、いろいろ考えると少々強めが心地良かったです。それでも、スプールはゆるゆるだし、軽量スプールなので、低弾道ピッチングも全くトラブルレスですね。
購入満足度は高い
巻き心地、キャストフィール、そして、所有感から購入満足度は非常に高いリールです。
もう少し書きたいことがあるのですが、ちょっと長くなってきたので、続きはまた後日。
では。
日焼け対策で釣果倍増?!圧倒的な差が出る日焼け対策!
日焼けを侮るな!
丸一日釣りをしていたら、全身こんがり焼けちゃった!なんてことありますよね?
日焼けをした日や次の日って、妙に身体が重かったり、熱っぽかったりしませんか?
日焼けは紫外線による皮膚の炎症で、火傷と同じです。日焼けによる免疫力の低下等も起こるそうです。
日焼けをすると、こんがり焼けて男らしい、とも言えますが、度重なる日焼けは身体への悪影響が懸念されます。
それに、日焼け対策をするかしないかでは、疲労感が全く変わってくるので、私は断然日焼け対策をして釣りに臨む派です。
釣りに向いてる日焼け対策とは?
日焼け対策と言えば、日焼け止めクリームがすぐに思いつきますが、汗をかいたり水に触れたりと、クリームが流れやすい環境にある釣りでは、日焼け止めクリームは不向きです。
釣りにはウェアによる日焼け止め対策が向いています。
長袖着ろって言うのかよ?
はい、そうです。
と、言っても綿素材の長袖シャツなんか着た日には、灼熱地獄で死んでしまいますね。
なので、ポリエステル100%の速乾性のあるウェアで武装するのがベストです。
オススメはコンプレッションウェア
今や、釣り業界でも当たり前になっているコンプレッションウェア。
今江プロや関和プロ等のエバーグリーン契約プロが使い出して火が付きましたよね。
当時は、そのコンプレッション機能が注目されてましたね。たしか、今江プロは持病のヘルニアをサポートする為に導入していたような…
もちろん、コンプレッション効果も期待出来ますが、日焼け対策ウェアとしても超優秀なのがコンプレッションウェアなのです。
ポリエステル100%の超速乾性で、身体にフィットする為、汗が乾く時の揮発熱で真夏に着ていても案外涼しいのです。風が当たると、Tシャツだけの時よりも涼しく感じます。
(スキンズ)SKINS コンプレッション A400 長袖トップ K32156005D [メンズ] BKGL S
- 出版社/メーカー: SKINS
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
(スキンズ)SKINS A400 ロングタイツ K32156001D [メンズ] BKST XS
- 出版社/メーカー: SKINS
- 発売日: 2017/06/26
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私はスキンズA400シリーズを愛用しています。
今江プロや関和プロもスキンズですね。
少々お高いのがネックですが、日焼け対策+コンプレッション効果で、釣りへの集中力アップで、釣果倍増?!
皆さんもお試しあれ!
私が愛してやまない「シマノ」について調べてみた。
超が付く、優良企業。それが、シマノ。
シマノは大阪府堺市に本社を構える東証一部上場企業。
時価総額1兆円声の実質無借金企業。
営業利益率20%前後であって、利益体質も盤石な企業です。
実は、釣り具製造がメインではない。
私たちが知ってるシマノは、アンタレスやコンクエストに代表される、MMギアを搭載したシルキーな巻き心地のリールを提供してくれる、素敵な釣り具メーカーですよね。
でも、実のところ、シマノは自転車部品の会社なんです。
2016年12月期のシマノ全体の売上は3,230億円でしたが、実にその80%にあた2,600億円が自転車部品による売上なんです。
釣り具は、残る630億円に過ぎません。
と、言っても釣り具を630億円売り上げていることは、凄まじいことですが。
スポーツ用自転車部品の世界シェアは85%
自転車部品がコアビジネスなシマノですが、その世界シェアも圧倒的なのです。
当社は自転車のホイール、ギア、変速機、ブレーキ、レバー等の部品を国内外で生産していますが、特にスポーツ用自転車部品に強みがあります。
ツール・ド・フランス2016年大会では、参加22チーム中17チームがシマノ製の部品を採用したとのこと。
自転車部品業界における、シマノの優位性とは?
シマノの自転車部品は、高品質で耐久性も高いが、(その割に)価格は安い、ということのようだ。
所謂、高品質・低価格を支えているのは、シマノが持つ「冷間鍛造」の技術である。
冷間鍛造とは、常温下で金属を叩いて目的の形に変形させる技術のことで、通常の温間鍛造に比べて、金属が硬いままなので、鍛造に高い技術が求められる。
しかし、冷間鍛造は温間鍛造に比べて、精度の高い加工が出来る優位性がある上、切削加工みたいに削りカスも出ない為、原材料の「ムダ」も排除出来るのです。
シマノはこの冷間鍛造技術で、高品質・低価格な自転車部品を世に送り出している訳です。
冷間鍛造は自転車部品だけじゃない!
ここで、シマノファンなら気付くことがありますね。
そうです、冷間鍛造技術の恩恵は我々アングラーにもあるのです。
シマノのリールの「HAGANEギア」や「HAGANEボディ」はまさに冷間鍛造技術を駆使したものなんです。
シマノにあって、ダイワにない、剛性感やシルキーな巻き心地は、シマノが永年培ってきた冷間鍛造技術の賜物なんですね。
まとめ
- シマノは世界を代表する自転車部品メーカーだった!
- そのコア技術は、冷間鍛造。
- 冷間鍛造は釣り具にも使われている。
では。