Contact Point

関東在住ホリデーアングラー(アラサー)です。多摩川、霞ヶ浦によく出没します。釣行記やインプレ、リールメンテナンスに関する記事をpostしていきます。

私が愛してやまない「シマノ」について調べてみた。

f:id:uki1986:20170823234826j:image

超が付く、優良企業。それが、シマノ

シマノ大阪府堺市に本社を構える東証一部上場企業。
時価総額1兆円声の実質無借金企業。
営業利益率20%前後であって、利益体質も盤石な企業です。


実は、釣り具製造がメインではない。

私たちが知ってるシマノは、アンタレスやコンクエストに代表される、MMギアを搭載したシルキーな巻き心地のリールを提供してくれる、素敵な釣り具メーカーですよね。
でも、実のところ、シマノは自転車部品の会社なんです。
2016年12月期のシマノ全体の売上は3,230億円でしたが、実にその80%にあた2,600億円が自転車部品による売上なんです。
釣り具は、残る630億円に過ぎません。
と、言っても釣り具を630億円売り上げていることは、凄まじいことですが。
 

スポーツ用自転車部品の世界シェアは85%

自転車部品がコアビジネスなシマノですが、その世界シェアも圧倒的なのです。

当社は自転車のホイール、ギア、変速機、ブレーキ、レバー等の部品を国内外で生産していますが、特にスポーツ用自転車部品に強みがあります。
ツール・ド・フランス2016年大会では、参加22チーム中17チームがシマノ製の部品を採用したとのこと。

自転車部品業界における、シマノの優位性とは?
シマノの自転車部品は、高品質で耐久性も高いが、(その割に)価格は安い、ということのようだ。
所謂、高品質・低価格を支えているのは、シマノが持つ「冷間鍛造」の技術である。
冷間鍛造とは、常温下で金属を叩いて目的の形に変形させる技術のことで、通常の温間鍛造に比べて、金属が硬いままなので、鍛造に高い技術が求められる。
しかし、冷間鍛造は温間鍛造に比べて、精度の高い加工が出来る優位性がある上、切削加工みたいに削りカスも出ない為、原材料の「ムダ」も排除出来るのです。
シマノはこの冷間鍛造技術で、高品質・低価格な自転車部品を世に送り出している訳です。

 

冷間鍛造は自転車部品だけじゃない!

ここで、シマノファンなら気付くことがありますね。

そうです、冷間鍛造技術の恩恵は我々アングラーにもあるのです。
シマノのリールの「HAGANEギア」や「HAGANEボディ」はまさに冷間鍛造技術を駆使したものなんです。
シマノにあって、ダイワにない、剛性感やシルキーな巻き心地は、シマノが永年培ってきた冷間鍛造技術の賜物なんですね。

 

まとめ

  1. シマノは世界を代表する自転車部品メーカーだった!
  2. そのコア技術は、冷間鍛造。
  3. 冷間鍛造は釣り具にも使われている。

 

以上、シマノファンによる、シマノ調査でした。

 

では。