Contact Point

関東在住ホリデーアングラー(アラサー)です。多摩川、霞ヶ浦によく出没します。釣行記やインプレ、リールメンテナンスに関する記事をpostしていきます。

【自分で簡単メンテナンス】カルカッタコンクエストBFS編

皆さんこんにちは。

今週末は体調優れず、自宅でのんびりしていましたので、カルカッタコンクエストBFSのメンテナンス記事を書いてみようと思います。

 

lunkerhunting.hatenablog.com

 

通常のリールと大差のないベアリングの洗浄等は今回のエントリーでは端折ります。

気が向けば、別途エントリーします。

 

まずは、工具の紹介。

f:id:uki1986:20170924185310j:image

ホームセンターで売ってる安いドライバー。

もう少しいいやつが欲しいところですが、どうも優先度が高まりませんね。ついつい、他の釣りに直結する品を買ってしまいます。

f:id:uki1986:20170924185321j:image

六角レンチ10mm。ハンドルのナットを外す時に使います。これもホームセンターで普通に売ってるもの。

f:id:uki1986:20170924185337j:image

先曲がりピンセット。別に曲がってなくてもよいが、昔からこの先曲がりに馴染みがあるだけ。使いやすいものを選んでください。ただ、しっかりとした強度のあるものを選んだ方が使いやすいです。

f:id:uki1986:20170924185355j:image

絵筆。ギアにグリスを塗る際に使います。繊細なグリスアップに欠かせません。後ほど説明しますが、絵筆は超重要工具です!

f:id:uki1986:20170924185435j:image

ケミカル類。全てiosファクトリーのもの。スプール周辺のベアリングには01、ハンドル等の高負荷部分には02の使い分け。

f:id:uki1986:20170924185446j:image

普通のパーツクリーナー。ヘッジホッグスタジオのやつ。

f:id:uki1986:20170924185512j:image

キムワイプパーツを拭いたりする。キッチンペーパーやティッシュ、タオルのように繊維が出ないので、メンテナンスに最適。

 

 月に1回、所要時間30分、簡単メンテナンスで快適な巻き心地維持!

ガッツリ系のオーバーホールも大切ですが、日々の中程度のメンテナンスを行うことで、リールの状態を把握し、常に新品の巻き心地を維持出来ます。

1〜2年酷使してから、メーカーのオーバーホールに出すより、中程度の簡単メンテナンスをやった方がリールの持ちは良いと思いますね。それに、愛着が湧きますね。

 

まずは、ハンドル外すよ。

f:id:uki1986:20170924191036j:image

私のコンクエストはZPIのハンドルなので、紫のナットとネジを外します。 

f:id:uki1986:20170924191044j:image

写真に写ってるシルバーのワッシャーはZPIのハンドルとドラグノブとのクリアランスを確保する為のものなので、純正にはありません。

 

さて、ドラグ部分を解体です。

f:id:uki1986:20170924200401j:image

バラしたパーツは順番、向きを間違えないようにきちんと並べます。

 

ボディをオープンッ!

 緊張のボディオープンッ!です笑

外側マイナスネジ2本と内側マイナスネジ2本です。

f:id:uki1986:20170924203404j:image

f:id:uki1986:20170924203412j:image

ネジを外して、ボディを開けると…

f:id:uki1986:20170924203501j:image

こんな感じです。

つい最近グリスチューニングしたので、綺麗ですので、今回は洗浄しませんが、メインギアは汚れやすいので、汚れていたら取り出して洗浄です。

 

ドラグ音の心臓部!このパーツは無くさないように気をつけよう!

 コンクエストBFSはスピニングみたくドラグ音がなりますが、その音出し機構が写真に写る小さなピンです。

f:id:uki1986:20170924203954j:image

ドラグワッシャーを外すと、シルバーのピンが出てくるのです。

f:id:uki1986:20170924204136j:image

無くさないように丁寧に取り外しましょう。

 

ギアのグリスアップについて

さて、メインギアのグリスアップについて少しコツを。

新品の状態は、結構なグリスがついています。

グリス量に比例して静粛性が高まるので、メーカー出荷時はグリス多目が常です。

しかし、巻き心地の軽さと滑らかさを求めると、メーカー出荷時より遥かに少ないグリス量が適切だと思います。

ちなみに、私のコンクエストは写真の通り、極薄のグリス塗布にとどめています。

f:id:uki1986:20170924204507j:image

ここで役立つのが、冒頭紹介した絵筆です。

極薄ながらも、ギアの山と谷にくまなく塗るのがポイントです。

メインギアとピニオンギアが噛み合った時に、溢れ出てしまうようではグリス量が多過ぎます。

噛み合う面に必要十分なグリスを供給することで、スムーズで軽い巻き心地を実現できる訳です。

 

メインギアとピニオンギアのメンテナンスだけでも出来るようになった方が良い。

 ベイトリールの巻き心地の9割はメインギアとピニオンギアの噛み合わせで決まります。

ベアリングも勿論影響しますが、最悪交換も可能なので、メンテナンスにおいてはこのギアに最も神経を注ぐべきでしょう。

このメインギアとピニオンギアのグリスアップを定期的に行うことで、いつまでもシルキーなマイクロモジュールギアを維持出来ます。

 

皆さんも是非挑戦してみてください!

 

では。